【第7回】権利の設定をする



今回のテーマ: アップロードした音源の著作権を設定する

SoundCloudの使い方第7回目は、SoundCloudにアップロードした曲に関する権利を設定します。具体的には、他人がその曲に関して何ができるかの権限を設定することを指します。



▶STEP1:楽曲の編集画面を開く


編集したい音声ファイルの上記のペンマークをクリックして、編集画面に移動します。



▶STEP2:ライセンスを指定する

ページ中段に以下のような項目があるので、[Change License]をクリックします。



次に、以下の選択肢が出てきます。


ここでは、大きくわけて二つの選択肢があります。

  1. All Rights Reserved
  2. Creative Commons (Some Rights Reserved)

これらの内、[All Rights Reserved]は、通常の著作権が定める権限をユーザー(あなた)だけにするもの。一方で、[Creative Commons]ライセンスを活用すると、その権限をより詳細にカスタマイズすることができます。


では具体的に、Creative Commonsのライセンスを活用した場合の権利設定を確認してみましょう。





▶STEP3:クリエイティブ・コモンズのライセンスで楽曲を公開する

クリエイティブ・コモンズとは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを提供する組織とそのプロジェクトの総称で、スタンフォード大学の憲法学者ローレンス・レッシグにより提唱されたものです。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、既存の著作権と、パブリック・ドメイン(完全に著作権が失効した状態)の間の権限を自由に、柔軟に、設定/表示する手段です。


クリエイティブ・コモンズのライセンスに関しては、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのホームページに詳しいですが、ここでは、以下の4つの権限(表示/非営利/継承/改変禁止)に関して、かいつまんで紹介します。

  • Attribution(表示):権利者(著作者)のクレジット(氏名/作品情報)を記入する限りにおいて、他人が好きに複製/配布/公開/演奏してもよい。
  • Noncommercial(非営利):ただし非営利活動に限る
  • No Derivative Works(継承):改変して公開する際は、元の作品(つまりこの作品)のライセンスと同じライセンスを付与してください。
  • Share Alike(改変禁止):改変して公開してはいけません

このようにクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを利用する事で、第三者があなたの作品を利用して「なにをしてはいけないのか/なにをしてよいのか」に関する迷いを取り払うことができます。

revised_2012/7/15

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