いよいよ本日8月22日、iTunesよりFour Tetの新譜"Pink"の取り扱いが開始された。Amazon等でのフィジカル版裏リースは9月12日を予定している。簡単なレビューと共に試聴音源を紹介したい。
前作"There Is Love in You"から2年半ぶりとなる新作アルバム"Pink"。8曲入り62分で、短い曲で5分程の"Ocras"や"128 Harps"など、長尺では"Lion"(9分)、"Peace for Earth"(11分)など比較的長めの曲が多いアルバムだ。これまでにもFour TetのSoundCloudアカウントを通じて音源が公開されてきたが、iTunesでの配信開始によりようやく全貌が明らかになった。
結論から言えば、Four Tet史上最高傑作。前作"There Is Love in You"で探求したミニマルテクノ、ダンスミュージックのフレーバーと、アルバム"Pause"や"Everything Ecstatic"など、初期〜中期のFour Tetに顕著なキラキラとした小粒の生音とリズム、いわゆるフォークトロニカの真骨頂が心地よく融合している。
音楽自体がどのように定義されようとも、Four Tetの凄みは、先が読めない展開の興奮と、キャッチーな心地よさが両立してしまうという点。特に、ループサウンドの長短が心地よいバランスで入り乱れているのは、その隠し味の一つかもしれない。
なんて話は置いておいて、とりあえず試聴してみましょう↓
あ、あと、エレグラで来日しますよ!お忘れなく。
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Electraglide 2012
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