そんなSamと、デビューアルバムの魅力を、彼のこれまでの活動の奇跡を辿りながら、ご紹介したいと思います。
▶2012年、Disclosureの楽曲"Latch feat. Sam Smith"に参加
Sam Smithを一躍イギリスで「最も有名な無名シンガー」にしたのは、2012年のヒットチューンLatchへの参加でした。Disclosureことローレンス兄弟は、様々なボーカリストを招いてアルバム"Settle"を完成させましたが、まったくエレクトロニック・ミュージックの文脈にいなかった彼を招いたのは大正解だったと言えます。
ちょうど最近アップルが買収を決定したbeatsが、DisclosureとSam SmithのインタビューをYouTubeに公開しています。
「僕は全然違う音楽の領域から来たんだ、その頃はエレクトロニック・ミュージックが何なのかすら、実はよく知らなかったんだよ。」- Sam Smith
▶「こいつは誰だ!?」"Latch"のアコースティックバージョンが公開され話題に
Disclosureの"Latch"旋風が始まってしばらくした頃、YouTubeにとある動画がアップロードされました。Sam Smithによる"Latch (Acoustic)"です。
楽器の音はピアノと弦の音だけで、必要最低限におさえ、Samの声を大きくフィーチャーしたその曲は、Disclosure抜きに、改めて「Sam Smithってだれだ?」と、イギリス中から注目が集まり始めるきっかけとなったのかも知れません
▶Naughty Boy - "La La La feat. Sam Smith"への参加で再び魅力を発揮
時を同じくして、別のミュージシャンもSamに注目をしていました。
パキスタン出身、イギリスで活動を続けるShahid KhanことNaughty Boyです。プロデューサーとしてEmeli Sandéの成功をもたらしたことでも知られます。
そんなNaughty Boyが新作アルバムでのコラボレーション相手の一人として選んだのが、Sam Smith。
▶"Sam Smith"単独名義での新曲"Money On My Mind"でソロ作品への注目を集める
Disclosure旋風が落ち着きを見せ始めた2013年末。Sam Smithがソロ作品制作の動きを見せ始めていました。先陣をきった楽曲は"Money On My Mind"
48秒頃から始まるような独特のファルセットボイスは、Sam Smith印として強く印象に残ります。この頃になると、誰の"feat."でもなく、Sam Smith個人として世界から大きな注目を集め始めます。
イギリスで活躍が期待される次世代アーティストに送られる"BBC Sound of 2014"の1位に輝いたのも、ちょうどこの"Money On My Mind"リリース直後でした。
▶アルバムからのセカンドシングル"Stay With Me"公開。
スローテンポで落ち着いた楽曲"Stay With Me"。クワイアとのからみも抜群です。美しいメロディも印象的。
念のためもう一度、この方22歳(この頃21歳)です、皆さん。
▶続々と収録楽曲が公開、そしてアルバムリリース。
そして2014年5月、いよいよSam Smithのデビューアルバム"In The Lonely Hour"がリリースされました。その直前にも"Make It To Me"や"Leave Your Lover"など、収録楽曲が公開されています。
イギリス勢の2010年代は、相変わらず豊作ですが、中でも彼は要注目です皆さん。 そんなSam Smithの作品は以下よりダウンロード、購入できます。
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